かの有名な発明家エジソンの「99%の努力と1%のひらめき」という言葉をご存じですか?
この言葉は努力すれば道は開けるという表現で認識されていることが多いが、
本当の意味は「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」という事。
ひろゆきは無駄な努力をせず、死ぬまでの「幸せの総量」を増やすためにこの本を著作したといいます。
それではまとめていきます!
全ては環境に左右されるという現実
まず冒頭で、さまざまな事柄が「環境」によってステータスが決まってしまう現実を突きつけています。
例えば、東大生の多くの親の年収は950万円以上であり、また学業の成績は親からの遺伝が60%影響する事や、
モデルや俳優などの職業では、顔やスタイルが重要な要素であるがそれらは遺伝で決まってしまう事などです。
このように人生のスタートラインで圧倒的な格差がある状態なので、
努力してその差を埋めるのではなく、自分がいいタイミングでいい場所にいることの方が重要だと述べています。
一億5000万円を手にした受付嬢の話
GoogleがYouTubeを買収したとき、
当時受付をしていた女性が自社株を貰い1億5000万円を手にしたといいます。
この人は1億5000万円分の努力をしたわけではなく、たまたまいいタイミングでいい場所にいたことによりその恩恵を受けました。
世の中にはこのようなチャンスはたくさん転がっています。
片手は常に空けておけ
「頑張ればなんとかなるかもしれない」という思想は危険。
チャンスというものは、突然やってきて、
そのチャンスを掴むためには常に「余裕」持っていないといけません。
あるときあなたの元に企業メンバーにならないかという誘いがくるかもしれない。
当日誘われた飲み会に運命の人が来ているかもしれない。
このようなビジネスチャンスが目の前に現れたとき、
右手に会社員としての立場、左手に一家の大黒柱という状態だときっとスルーしてしまいます。
幸運の女神はいつ訪れるかわかりません。
スケジュールにはいつも余裕も持たせ、ヒマは自分で全力でつくりましょう。
ここで、サッカーの本田圭佑の言葉を上げています。
「シュート練習よりもシュートにつなげるために敵を抜いたりいい位置にボールを持っていく方が重要である。それあできて初めてシュート練習をする意味がある。」
つまりはチャンスを掴む練習より、いつでも掴める状態にしていくことの方が重要なのです。
成功率を上げる方法
一世を風靡した2ちゃんねるを作り上げたひろゆきですが、
自身は優秀なプログラマーを上から順に並べていっても上位には決して入らないといいます。
なぜひろゆきがあれだけ成功したかというと、
ただやっていたことがたまたまお金になりやすいことが多かったから。
ちょうどインターネットで広告形態が生まれて、ビジネスとして回り始めた時代だったからです。
どんなに才能があってもそれを受け入れられる社会の器がなければ、成功者にはなれません。
例えば、中学生・高校生に人気のスポーツはサッカー・野球・バスケですが、
バスケはまだまだ日本ではビジネス的に成立していません。
そういう意味では同じ身体能力を発揮できるのであれば、サッカーや野球に早めに移った方が
スポーツ選手として食べていける可能性は高いです。
競争のいらいないところに張る
もう一つ成功するための秘訣としては、競争を避けるということが大切になってきます。
例えば、ひろゆきは現在「4chan」という英語圏のサイトを運営しています。
多くのサイトはFacebookのようにアカウント制を導入し、書き込むサービスがほとんどですが、
「4chan」 は2ちゃんねると同様にアカウント不要でダラダラと書き込むサービスです。
そのためトラブルが起こりやすいという理由で敬遠されがちです。
いうならばブルーオーシャンです。
競争が少なくて「自分でも勝てる」と思える場所で勝負をした方が勝つ確率が上がるのです。
失敗しても笑えばいいじゃないか
何か新しいことにチャレンジする時に必ずしもついてくるのが
失敗したらどうしようという不安と恐怖感です。
ひろゆきは失敗を恐れる必要な決してないといいます。
なぜなら世の中すべては「ネタ」であるから。
なぜなら受験が失敗しても、就職が決まらなくても、事業で失敗しても
死ぬわけではありません。
友達と酒を飲みながら自虐を言えばゲラゲラ笑ってくれます。
まずはこの本で今までの考え方を変えて、新たな自分へチャレンジしていきましょう。
「あなたは笑い話をいくつもっていますか?」
以上です!
かなり簡潔にまとめておりますので、
中身をもっと知りたいという方はぜひ購入して読んでみてください。
本は厚めですが、文字は比較的大きめで読みやすいです。
ざっと、2~3時間あれば読み終わる内容ですので、気になる方はぜひ!
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